P2P地震情報 開発ログ

気象庁の地震情報・津波予報とユーザの「揺れた!」という情報を共有するサービスの開発記録です。

地震情報の配信遅れについて

 地震情報の配信に遅れが生じているのは、気象庁側の問題によるものと推測されます。

 
 3月26日以降、P2P地震情報における地震情報の配信の遅れが悪化しています。しかしながら、P2P地震情報サービスは問題はなく正常通り動作しております。よって、これは気象庁Webサーバーの配信に遅れが生じているものと推測されます。

気象庁Webサーバーの配信に遅れが生じるまでの経緯

  1. もともとはほぼリアルタイムに更新されていた。
  2. 2004年8月末、アクセスを分散するために「キャッシュサーバー」が設けられた([PDF]気象庁ホームページのアクセス集中対策について)。更新が約1~2分ほど遅れはじめる。
  3. 2005年8月、気象庁Webサイトリニューアル。あわせてキャッシュサーバーが増強されるが、更新が平均8分ほど遅れる。後に改善され、遅れは平均4分程度に。
    参考:地震情報配信(表示)の遅れについて地震情報配信(表示)の遅れについて(その2)
  4. 2007年3月26日以降、更新の遅れは平均11分と悪化。キャッシュの設定が変更されたか?

 というわけです。地震情報の「発表」自体は通常通りですが、それがWebサイトに掲載されるまでの遅れが拡大しています。

 ただ、2007年1月13日の千島列島東方の地震以降になって、津波予報だけはリアルタイムに更新されるようになっています。その辺は、問題ないと言えば問題ないのかもしれませんが… 2005年8月のリニューアルで遅れた時には問い合わせましたが、今回はもう問い合わせる気が起きません。