P2P地震情報 開発ログ

気象庁の地震情報・津波予報とユーザの「揺れた!」という情報を共有するサービスの開発記録です。

P2P地震情報 次リリース(Rev5)の予定

 P2P地震情報の次リリース(Rev5)で予定されている変更点について、お知らせします。

地震情報の地図表示の一新と、それに関連する変更

 
 地震情報の地図表示システムを一新します。これに伴い、新たな機能が加わり一部の不具合が改善されます。

地図表示に関するもの
  • 地図を一新し、精度が高くなります。
  • 地震のあった地域が拡大表示されます。拡縮や移動を自由に行えます。
  • 震源地にマークが表示されます。
  • 気象庁以外の震度観測点が表示されます(※次リリースでは約7割程度の予定)。
  • ウインドウサイズをある程度変更出来るようになります。
関連するもの
  • 田村市(福島県)」が「田村」と表示される等の問題が解消されます(※登録されている震度観測点のみ、次リリースでは約7割程度の予定)。

地震感知情報の表示条件見直し

 地震感知情報に関する調査を行った結果、地震に対する感知情報の表示率を改善出来る条件が見つかりました。震度3以上の地震に対して感知情報が表示される割合が、現在の初期設定ではわずか7.4%なのに対し、新たな表示条件では(誤った感知情報を0に保ったまま)37%にまで改善します。詳しい調査結果は後日公開します。

 次リリースでは、この新たな表示条件を導入します。新たな表示条件には2~3段階のレベル指定を予定しており、「誤った感知情報が表示されない範囲で、地震に対する実際の感知情報を最大限表示する」といったバランスを簡単に設定することが可能です。従来の「全体に対して何%以上」指定については「カスタム」という項目に残されます。

そのほか

  • トレイアイコンのポップアップメニューに「地震情報再表示」を追加します。
  • この他、細かな改良などを行う場合があります。

 リリース時期は3月末~4月上旬を予定していましたが、多少ずれ込みそうです。