システム テストプログラム 第2回 "P2Pネットワーク レスポンステスト" 結果
12月28日(日),P2P地震情報システム テストプログラム 第2回 "P2Pネットワーク レスポンステスト"を実施しました。
結果
- 従来の「データ到達時間」実装に問題があり,正確に測定出来ていなかったことが分かりました。
- 本テストにおいて修正・再調査した結果,現行P2Pネットワークにおけるデータ到達時間(平均値)は次のようになりました。
2500~3000ピア時 全平均 50%のピアに 80%のピアに 90%のピアに データ到達時間 0.366 s 0.362 s 以内 0.527 s 以内 0.634 s 以内 - 「発信先の選択」を行うと,シミュレーションでは遅延が約20%改善していましたが,現行P2Pネットワーク上では有意な変化はありませんでした。
- 「ピア同士の接続の制御」を行うと,シミュレーションでは遅延が約15%改善していましたが,現行P2Pネットワーク上では有意な変化はありませんでした。
おまけ
- 「どれくらいのピアを経由して届くのか?」 8~9ピア経由すればほとんどのピアに届く。
- 「どれくらいの時間で届くのか?」 最良の状態では300ミリ秒でほとんどのピアに届く。
なお,現在のデータ到達時間(レスポンス)については,サービス状況の「P2Pネットワーク構築状況」-「データ到達時間」にてお知らせしています。
※30分毎に更新します。サーバの自動処理で行っているため,サーバの負荷・回線状況などによって不正確な値となる場合があります。