P2P地震情報 開発ログ

気象庁の地震情報・津波予報とユーザの「揺れた!」という情報を共有するサービスの開発記録です。

アンケート集計結果 ~接続や配信状況「安定」8割以上、PRCPは評価分かれる~

 Beta4(新バージョン)の開発に向けて、9月1日~14日にアンケートを実施しました。アンケートへのご協力、そして貴重なご意見ありがとうございました。

 393件のうち、重複を除いた382件の回答を集計した結果は次の通りです。

概要

  • サービスの接続や配信状況について、8割以上が「安定している」と回答しました。

  • 地震情報・津波予報の表示、地震感知情報の機能性についても、約7割が「満足している・十分だと思う」と回答しました。
  • 約6割が「緊急地震速報 配信試験(オープンβ)を使っている」と回答しました。
  • PRCP情報共有プラグインは「満足している」との回答が利用者の約4割に留まり、評価が分かれました。

P2P地震情報の利用頻度は

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 8割以上の方が「毎日」と回答しました。一方、2.4%が「地震が起きたら使う程度」と回答しています。

P2P地震情報のサービスへの接続や、地震情報の配信などの状況は

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 8割以上の方が「とても安定していると思う」「やや安定していると思う」と回答しており、P2P地震情報の安定性が評価されています。

P2P地震情報を使ってみて、分かりやすいと感じましたか

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 こちらも8割以上の方が「とても分かりやすいと感じた」「やや分かりやすいと感じた」と回答しています。

[緊急地震速報] 緊急地震速報のサービスを使っていますか

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 全体の約6割(「使っている」と回答した8割以上)が「緊急地震速報 配信試験(オープンβ)を使い、発表情報を受信している」と回答しています。緊急地震速報への関心が高い一方で、有料サービスへの抵抗感があるのかもしれません。

[緊急地震速報] P2P地震情報は、緊急地震速報に対応してほしいと思いますか

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 ほとんどの方が「対応してほしいと思う」と回答しています。詳しく見ると、「"速報が発表された"だけでも良いので」では4割近くが、これに「揺れる地域が分かるなら」を合わせると約8割が、さらに「あと何秒で揺れるかが分かるなら」も含めると10割近くになります。

[地震情報・津波予報] 地震情報や津波予報の表示内容や表示形式に満足していますか

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 7割近くの方が「とても満足している」「やや満足している」と回答している一方、「どちらとも言えない」「あまり満足していない」との回答もそれぞれ1割以上あります。震源地の表示や、震度表示が密集した場合の拡大表示などが必要とされているのではないでしょうか。

[地震感知情報] 地震感知情報の表示の速さ、信頼性などは十分だと思いますか

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 こちらも7割以上が「十分だと思う」「やや十分だと思う」と回答しています。まだまだ改善の見込める機能ですが、表示判定や信頼度の実装によって多くの方に「十分」との評価をいただきました。

[PRCP情報共有プラグイン] PRCP情報共有プラグインの機能に満足していますか

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 「とても満足している」「やや満足している」と回答したのはプラグイン利用者の約4割に留まり、評価が分かれました。一方、約3割が「分からない、プラグインを使っていない」と回答しています。

[PRCP情報共有プラグイン] プラグインの利用目的は何ですか

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 「プラグインを使っていない」を除いています。多くの方が「災害時の情報交換」「地震に関する情報交換」などを挙げています。