P2P地震情報 開発ログ

気象庁の地震情報・津波予報とユーザの「揺れた!」という情報を共有するサービスの開発記録です。

Windows 版: Beta3.5(Rev04) を公開しました

Windows 版 Beta3.5(Rev04) を公開しました。不具合修正が中心のアップデートです。

ダウンロードページから入手できます。

主な変更点

  • 「接続が 30 分以上途切れたときに、情報を再取得する」オプションを追加しました。
  • 情報受信時に、特定の条件で落ちる不具合を修正しました。
    • 「音を鳴らす」がオンになっている
    • Windows 起動時に P2P 地震情報を開始する」がオンになっていたり、作業フォルダがインストール先と異なっている
  • UPnP 対応デバイスとの通信失敗時、処理が中断することがある不具合を修正しました。

より詳しくは、 Release v0.35.4 · p2pquake/epsp-peer-cs をご覧ください。

Windows 版: Beta3.5(Rev03) を公開しました

Windows 版 Beta3.5(Rev03) を公開しました。 ダウンロードページから入手できます。

主な変更点

  • 地震感知情報受信中などに落ちる不具合を修正しました。
  • 津波予報の地図表示に対応しました。
  • 自動起動機能を復活させました。
  • 自動更新に対応しました。
  • 多重起動しないようにしました。

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津波予報 地図表示の様子

より詳しくは、 Release v0.35.3 · p2pquake/epsp-peer-cs をご覧ください。

なお、本バージョンよりエラー分析のため Sentry を利用しています。エラー発生時、 OS バージョンやエラー内容を Sentry に送信することがあります。収集されたデータは、 Sentry Privacy Policy に基づき管理されます。

フィードバックをお待ちしています

試験配布につき、フィードバックをお待ちしています。ご意見ご感想などお気軽にお寄せください。

Twitter @p2pquake_takuya またはメール takuya@p2pquake.net までいただけますと幸いです。

モバイル(iOS/Android) 0.9.1 リリース: 津波予報地図に対応

iOS/Android 版「P2P地震情報 モバイル」バージョン 0.9.1 をリリースしました。

Google Play で手に入れよう

変更点

  • 新機能: 津波予報の地図表示に対応しました。
  • 各地の震度が震度の大きい順に並ぶよう修正しました。
  • 北海道 余市町が「余市」と省略される不具合を修正しました。

※画像はいずれも過去の情報です


なお、 Web 版や Twitter @p2pquake も同様の変更を行っています。

Windows 版リニューアル: Beta3.5(Rev01) を試験配布しています

10 年ぶりの Windows 版リリースです。ただし、一気に差し替えるのが怖いので試験配布です。

ダウンロードページから、新しい Windows 版 Beta3.5(Rev01) がダウンロードできます。

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P2P地震情報 Beta3.5 動作の様子

主な変更点

デザイン刷新

デザインを刷新し、ウインドウは 1 つとしました。また、ダークモードにも対応しています。

履歴表示に対応

起動直後から直近の履歴が表示できるようになりました。

これまでは「最後に受信した地震情報の再表示」のみの対応でしたが、今後は地震感知情報や津波予報も含む履歴がいつでも表示できます。

地図表示システムの差し替え

P2P地震情報 モバイル、 Web 版、 Twitter と同様の地図表示システムに差し替えました。

フリーズ不具合の解消

P2P地震情報 Beta3 では情報受信時にフリーズすることがありましたが、これを解消しました。

その他

Beta3 と互換性があります

内部的にはすべて作り直していますが、通信仕様は Beta3 と互換性があり、同じ P2P ネットワークで繋がります。

一部機能は未実装です

Rev01 の時点では、以下の機能が未実装です。

  • 津波予報の地図表示
  • プラグイン
  • 自動更新
  • スリープなどで切断されている間の情報補完

フィードバックをお待ちしています

試験配布につき、フィードバックをお待ちしています。ご意見ご感想などお気軽にお寄せください。

Twitter @p2pquake_takuya またはメール takuya@p2pquake.net までいただけますと幸いです。

地震情報・津波予報の配信が大幅に早くなりました

4月4日(日)から、気象庁 地震情報・津波予報について、気象庁の発表からP2P地震情報での配信までに掛かる時間が大幅に短くなりました。

発表から配信までの遅延秒数

種類 現在 これまで
P2P地震情報(本体) での受信*1 発表から 4.1 秒 発表から 150 秒
WebSocket API 発表から 4.4 秒 発表から 150 秒
モバイル版表示*2、他API 発表から 4.9 秒 発表から 150 秒
Web版 発表から 5.4 秒 発表から 151 秒
Twitter @p2pquakeのツイート 発表から 8.4 秒 発表から 152 秒

参考: どのくらい早いか

参考までに Twitter でのツイートを比較してみると、 特務機関NERV (@UN_NERV) よりは遅く、 tenki.jp地震情報 (@tenkijp_jishin) よりは早い程度です。

アカウント 時刻 特務機関NERV との差
気象庁 発表 01:47:25.--- -4.082 秒
特務機関NERV (@UN_NERV) 01:47:29.082 -
P2P地震情報 (@p2pquake) 01:47:33.957 +4.875 秒
tenki.jp地震情報 (@tenkijp_jishin) 01:48:02.838 +33.765 秒

Project DM-D.S.S (DMDATA.JP) を利用しています

配信の高速化にあたり、 Project DM-D.S.S: 防災気象情報をいち早く、そして使いやすく (API) を利用しております。

当方で検証したところ、 Project DM-D.S.S 内の処理時間はわずか 0.02 秒未満のようで、本当に高速です。気象庁の発表を即座に受け取れる大変便利なサービスです。

*1:P2Pネットワークの伝播時間 0.3 秒 (中央値) を加算しています。

*2:プッシュ通知については、利用している Google Firebase Cloud Messaging, Apple Push Notification Service, 端末の接続状況などによってさらに数秒~数分程度遅延します。

二次利用可能であることを明文化しました

P2P地震情報及びそのコンテンツについて、二次利用可能であることを明文化しました。

二次利用できます · P2P地震情報

P2P地震情報の表示を動画共有プラットフォームで配信されたり、 API を用いたアプリケーションを開発・公開されたりしている方もいらっしゃるかと思います。こうした取り組みが妨げられることのないように、明文化したものです。

なお、同時にプライバシーポリシーを更新し、地震感知情報が API などを通して二次利用される旨もあわせて明文化しました。

iOS/Android版をリニューアルしました - iOS版は地震感知情報発信に対応

iOS 版、 Android 版を「P2P地震情報 モバイル」バージョン 0.9.0 としてリニューアル・共通化しました。

Google Play で手に入れよう

主な変更点

iOS 版: 地震感知情報の発信、リアルタイム表示

iOS 版で未対応だった地震感知情報の発信・リアルタイム表示に対応しました。

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共通: 地震情報の地図詳細化

震度観測点の多い地震について、詳細な地図をピンチ操作(拡大縮小)出来るようにしました。

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共通: 地震感知情報の地図・信頼度表示

P2P 地震情報本体や Web 版と同じように、地図や信頼度を表示するようになりました。

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共通: プッシュ通知の震度設定

プッシュ通知の最低震度が設定できるようになりました。

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共通: 地震感知情報のプッシュ通知改善

地震の可能性が高い場合に 1 回だけ通知するようになりました。